ある種のエロゲーにおいて、「選択肢」がその分岐内容と全く関係のない世界の変容を招くことがあって、あれはかなり面白い事態だったと思う。
ヒロインにかける言葉の内容で好感度が増減するのは非常にわかりやすいし、主人公が善行を積むか否かで道徳的な評価が上下し報われるかどうかが分岐するなんてのも(迂遠であるとはいえ)理解可能ではあるが、本当に一切何の関係もない謎の選択と分岐とが一対一に対応する謎の仕掛けが昔の雑なエロゲーには結構あって、明らかに雑に作ってるだけなんだけど、謎の批評性が生じていた感覚も確かにあるんだよな